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わたしが信じている六つのこと

2023年6月13日

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神の計画は自分の計画よりも優れていると信じています。主は、何がわたしを幸せにし、何が平安をもたらし、何が自分にとって最善かを御存じだと信じています。


必要に応じて翻訳を修正します。何かご提案があれば、speeches.jpn@byu.eduにご連絡ください。

リース学長、ご紹介ありがとうございます。長年にわたって築いてきた友情と多くの楽しい思い出に感謝します。

若い友人たち、そしてそれほど若くない友人たちも、ここに来てくださり、ありがとうございます。わたしがBYUで働くのが好きなのは、皆さんのおかげです。

手を差し出して、指先を見て、一粒の砂を想像してみてください。腕をのばしたその指先に、その砂粒で覆われるわずかばかりの小片の空があると想像してください。1995年、天文学者はハッブル宇宙望遠鏡を、その大きさと同じぐらい、何も見えない暗い空の一部に向けました。しかし、画像が100時間以上露光されたとき、目で見るには数兆倍も暗すぎるほど遠くにある物体が初めて明らかになりました。その小さな空の一部には3,000以上の銀河があります。これらの銀河にはそれぞれ、何十億もの星が含まれています。

2012年には、複数のハッブル宇宙望遠鏡に写った画像を組み合わせることにより、空の異なる一部に対して同様の画像が作成されました。元のディープ・フィールド画像と同じように、何千もの新しい銀河が発見されました。十分に強力な望遠鏡を向ける小さな空の一部がどこであれ、わたしたちは遠くにある何千もの銀河を見ています。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からのこの最新のディープ・フィールド画像 [写真が示されていた] は、光がわたしたちのところに到達するのに130億年以上かかったほど遠く離れた銀河を示しています。130億年以上前、宇宙が現在の年齢のわずか4%だったときのように、わたしたちはそれらを見ています。宇宙が今若い成人だとしたら、これらの銀河のいくつかは、宇宙が歩くことを学んでいたときに形成されました。

わたしたちの銀河系では、太陽系は46億年前に崩壊した気体と宇宙塵の大きな雲から形成され始めました。やがて、わたしたちの太陽系の中心は、太陽が形成されるのに十分な密度になりました。木星などの巨大ガス惑星、地球など岩だらけの地球型惑星、冥王星、エリス、ハウメアなどの降格されていないものの別格の準惑星など、惑星も形成されました。

わたしたちの地球が形成され始め、その過程で火星サイズの原始惑星に襲われたという証拠が示唆されています。その衝突によって、地球の軸が傾き (毎年ごとに異なる季節をもたらす)、衝突時の破片が月を形成しました (潮と美しい月明かりをもたらす)。そして、地球の歴史が始まりました。

わたしは地球の歴史を4,600ページの4巻セットと考えるのが好きです。各ページは100万年を記録しています。さまざまな歴史的出来事がこの記述のどこに当てはまるかを考えると、わたしは不思議に思います。

単細胞生命は第1巻の終わりにデビューします。

多細胞生命は第4巻の途中まで現れません!驚きだと思いませんか?

パンゲア、中学二年の地球科学で学んだあの超大陸はどうでしょう?それは第4巻の終わりから250ページのあたりまで形成されませんでした。それは恐竜が増加していたのとほぼ同じ時期です。

そして、最終巻の終わりから66ページで、名古屋都市圏ぐらいの大きさの小惑星が地球に衝突しました。その天変地異とその余波で、地球の動物種の75%が死滅し、恐竜に替わって大型哺乳類が動物界の花形となる道を切り開きました。それは人間が生きられるように地球を変えました。

第4巻の終わりに多くのことが起こりました。それでも、わたしたちが最近のものだと考えるかもしれないことはすべて、最後のページで起こりました。実際、人類の文明はすべて、第4巻の最後のページの最後の行で起こります。それは信じられないことではないですか。あなたがその最後の行を書いていたら、何と言いますか?

1.神は忍耐強い御方

神は忍耐強い御方だと思います。神が宇宙とこの地球を用意し、人類とその子供たちのために備えるように要した時間は驚くべきものです。この視点からみると、「見よ、人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと、これがわたしの業であり、わたしの栄光である」1 という聖句が新しい次元を帯びます。天の御父は忍耐強くあられます。神は長期戦に取り組んでおられます。この観点では、わたしが願い事をして彼に対して起こす短気は特に深刻に思えます。神はイザヤ書でわたしに、「わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっている。」2と語っています。モルモン書の預言者ヤコブは率直に言いました。「見よ、主の業は大いなる驚くべきものである。」3

今日のお話では、信じている六つのことを皆さんと共有したいと思います。それが最初でした、神は忍耐強い御方です。

2.神の計画はわたしの計画よりも優れている

神の計画は自分の計画よりも優れていると信じています。主は、何がわたしを幸せにし、平安をもたらし、わたしにとって最善かを御存じだと信じています。18歳で、伝道の召しを待っていたとき、英語を話す、どこか外国で興味深い場所に行きたいと思っていました。子供の頃にスペイン語を勉強した経験から、他の言語を学ぶことは非常に難しいと確信していました。私の勤勉性はその任務を果たせるほど強くありませんでした。その上、好き嫌いがあり、なじみのない文化の食べ物が心配でした。

人々はわたしに「どこに行きたいですか?」と尋ねます。

「ソルトレイクシティと日本以外ならどこでも!」わたしは答えます。

彼らは「なぜ日本ではいけないのですか」と尋ねます。(しかし、決して「なぜソルトレイクシティではいけないのですか?」)

日本神戸伝道部の召しを開いたとき、謙遜な気持ちに打ちのめされました。日本は神の計画で、わたしの計画ではありませんでした。それがより良い計画であることが後でわかる事になりました。はるかに良い計画でした。伝道生活がわたしの将来にどれほど影響を与えたことでしょう!

同僚や宣教師の友人たちはすばらしかったです。伝道本部に転勤したとき、二人の伝道部長とその奥さんから直接学びました。しかし、これらの祝福は、召された伝道部が関係なく、どこでも受けられる祝福でした。その他の祝福は日本特有のものでした。

たとえば、いろいろな食べ物が好きになりました。驚いたことに、日本語を学ぶのが大好きになりました。そして、異なる文化に触れることは、多くの点でわたしに影響を与えました。特に教会で、人々に対する見方を広げました。それは自分の文化における政治的な見解や思い込みを考え直す機会になりました。思考をより広げるのに役立ちました。いまだにわたしの考え方に影響を与え続けています。

日本語を学ぶことが大好きだったので、また同僚の一人の影響もあって、思いがけずBYUに対する考えを変えました。ずっと長髪でいようと思っていましたが、BYUは考えていませんでした。しかしながら、ここで初めての学期に、重要な出来事が二つも起こりました。

まず、日本の文部科学省が資金提供する奨学金について学びました。

第二に、この話を非常に簡潔にまとめていますが、自分のアパートでシンシアという人に自己紹介しました。そこに2人のシンシアが住んでいることを知らなかったので、一方を他方と間違えて、間違った人と話してしまいました。33年後、それを人生で最高の誤りと位置づけています!そして、どういうわけか、その日本の奨学金のうちの一つが授与されました。

シンシアとわたしはよく祈って結婚を決意し、静岡大学での留学のために1年間日本へ移住しました。それは結婚生活を素晴らしいスタートとなりました。さらにもう一つの実用的な祝福、すなわち経済的な祝福も授かりました。奨学金の間に日本語能力を磨きました。これにより、大学院在学中はフリーランスの翻訳者として働き、若い家族を養うことができました。

伝道の経験は、わたしの人生の流れを変えてくれました。しかし、神様は私の計画をかき混ぜるのをまだ終えていませんでした。キャリア的には、神も回り道を考えていました。

学部時代に専攻を七つも選択した後、(最近の方針がこんなになったのはおそらくわたしのせいです)ついに物理学に出くわし、惚れ込むことができて感謝しています。大人になって物理学の教授になりたいと決心しました。その希望は、BYUに戻りたいという願望に成長しました。わたしはその計画がとても気に入り、シンシアも同じ思いでした。わたしたちはアイダホ州とユタ州の家族の近くにいられます。その計画に心を決めました。

国立研究所でポスドクに就いて1年も経たないうちに、受け入れるべきだと感じた予期せぬ機会が生まれました。ポスドクの仕事を終えた後、プロボではなく、アリゾナ州フラッグスタッフ市というところに引っ越しました。北アリゾナ大学はBYUではなく、フラッグスタッフ市は親類から遠く離れており、新しい学部にはわたしの研究分野に協力できる人が他にいませんでした。これはわたしたちの計画ではありませんでした。それは良い計画のようにさえ思えず、望んでいた計画でもありませんでした。わたしたちのどちらもアリゾナ州に行ったことすらありませんでした!しかし、それが神の計画でした。

フラッグスタッフ市での経験のいくつかは、わたしにとって言葉で表せないほど素晴らしいものでした。教会の友達が大好きでした。一生の友達になった人もいました。しかしおそらくもっと大切なのは、教会員ではない多くの人々と友達になり、特に隣人と信仰を分かち合う機会があったという事実です。隣人の一人が元教会員だと知りました。友達になり、彼が信仰の旅のどの位置にいたかについて率直に話しました。やがて彼の奥さんと二人の子供が教会に入りました。

ある晩、道を歩いていると、彼が家の前にゴミ箱を出しているのが見えました。聖霊は再び彼を励ますよう促してくれました。わたしは御霊にうんざりしました。隣人はわたしからの圧力を必要としませんでした。わたしはすでに彼を励ましたのです。

後で、隣人はわたしに教えてくれました。その瞬間、聖霊も彼に影響を与えていたそうですが、心の中で「今、またガスにそのことを話してほしくない」と思っていたそうです。

しかし、その夜、二人とも聖霊に従って、隣人が教会に戻ってくることを話しました。彼はビショップと連絡をとり、戻るプロセスを始め、すぐにバプテスマを受けました。今、それらの出来事でわたしの役割が重要だったかどうかはわかりませんが、参加できたことは何よりの祝福でした!

近所の別の若い家族は、わたしたちや教会の他の数家族と友達になりました。わたしたちはその家族と知り合いになり、その善良さを見て喜びました。やがて彼らは教会に招かれ、すぐにバプテスマを受けました。わたしはバプテスマの一つを行うよう頼まれました。一年後、アリゾナ州メサ神殿での彼らの結び固めにシンシアとともに出席するというすばらしい経験をしました。彼らが福音を心に受け入れるさまは、わたしを強め、霊感を与えてくれます。

フラッグスタッフの祝福はまだまだたくさんありました。もっと分かち合う時間があればいいのにと思いますが、皆さんは幸運です。わたしには時間がありません!

3.だれでも何かしら貢献できるものを持っている

わたしが信じているもう一つのこと? あなた方一人一人が貢献する何かを持っています。皆さんの情熱、技能、そして苦労さえも、世の中に祝福をもたらすことができます。世界は大きく、あなたのユニークな使命の場は十分あります。たとえあなたが認められていないと感じてもそれを信じてください。

すべての歌手がブロードウェイで歌うわけではありません。すべての作家がベストセラーを書いたり、ニューベリー賞を受賞したりするわけではありません。すべての科学教授がネイチャーやサイエンスという専門誌に掲載されるわけではありませんあなたの貢献はそれでも重要です。しかし、皆さんがユニークであり、特別な使命があると信じているだけではありません。皆さんは素晴らしいことができると私は信じています選んだ分野で優秀になる才能を持っています。

しかし、数学の頭脳がないと思っているか、特定のスポーツには運動神経が不十分であるか、クラシックギターを学び始めるには年を取りすぎているとか思い込んでいるかもしれません。偉大な作家、チェリスト、画家になるためには、または会計、化学、エンジニアリングデザインを理解するためには、特別な脳構造を生まれ持っていなければならないと思うかもしれません。たぶん、特に才能があると感じないか、自分が受けたと思うのとは異なる才能を持っていたらいいのにと思うかもしれません。しかし、わたしたちは皆、賜物を持っています。素晴らしい賜物、何でも可能にする賜物です。その賜物はわたしたちの脳です!

脳には柔軟性があります。変化する可能性があります。成長することができます。チェロの頭脳、数学の頭脳、チェスの頭脳、ゴッホの芸術の頭脳で人生を始める人は誰もいません。ゴッホでさえそうです。4

アンダース・エリクソンの「Peak: Secrets from the New Science of Expertise」(邦題:『ピーク:卓越の新科学の秘密』)という本を何年か前に楽しく読みました。この本は卓越した人間のパフォーマンスに関する彼の研究と、『熟練練習』と彼が呼ぶものを通してどのように達成できるかを説明しています。彼は、生まれつきの天才という神話を暴き、事実上誰でも脳の力によって並外れたことを成し遂げることができるという説得力のある主張をします。5  15年ほど前、わたしはロンドンにいる義理の弟と義理の姉を訪ねました。何度か有名なロンドンの黒いタクシーに乗りました。タクシーはGPSや住所さえも必要とせず、大まかな説明だけで、わたしたちを目的地に連れて行ってくれました。

後でエリクソンの本から、ロンドンのタクシー運転手になるには非常に難しいことを知りました。それは何年もの勉強、多くの試験、そしてメモを取りながら一人で街中を運転することを必要とします。運転手は、約2万5000の通りを含むチャリングクロス駅から10キロ以内のエリアすべてに精通している必要があります。また、美術館、ホテル、劇場、学校、官公庁など、居住者や観光客が行きたいと思う場所を徹底的にマスターする必要があります。ロンドンのタクシー運転者になるには、生まれつきの天才でなければならないと思うかもしれません。生まれつきの天才はいません!!あなたでさえ、順応性のある頭脳を持っているので、ロンドンのタクシー運転手になることができます。脳スキャンにより、タクシー運転手の脳の一部が実際に成長したことが明らかになりました。そして、運転手が引退して自己を鍛えるのをやめたとき、脳は再び正常なサイズに縮小しました。6

約20年前まで科学者たちは、人が成人に達すると、脳は本質的に習得回路ができあがっており、もう変わることはできないと信じていました。しかし、わたしたちは今、脳が肺や筋肉のようなものであることを理解しています。運動と適切なトレーニングがあれば、変化し、成長することができます。エリクソンの研究は、脳のおかげでわたしたちの潜在能力は限りないことを示しています。7

何かに優れる喜びを捨ててこの地球を離れないでください。できると信じてください。何か新しいことを学ぶのに遅すぎることは絶対ないと信じてください。全てができるわけではありません。しかし、何かをしてください!

4.スコシズツノチカラ(少しずつの力)

わたしは「少しずつの力」を意味する「the power of little by little」を信じています。少しずつは驚くべきことを成し遂げる方法です。それは継続的に実践される意図的な練習の力です。小さな上向きのステップです。最終的には、毎日20くらいの単語と一つか二つの文法原則を学ぶことで、わたしは流暢に日本語が話せるようになりました。

定期的に小さな努力をすることは簡単に思えるかもしれませんが、一貫性はわたしにとって難しいです。BYUの学生だったときから、クラシックギターを弾けるようになりたいと思っていました。わたしはほぼ30年にわたり、何度も学ぼうとしましたが、進歩するのに十分に一貫性を保つことができませんでした。それから数年前、まだビショップであり、父親、夫、教授でもある忙しい日々の中、天からの促しを感じました。ついにギターを学ぶ時が来ました。天の御父はギターがわたしに充実感をもたらすと知っておられました。

それで、最初は自分で練習を始めました。勢いがついたら、先生を見つけました。(ラリー、ありがとう!)過去5年間、毎日、少なくとも少しは練習しようとしました。時々練習を逃すことがありました。わたしはまだ素晴らしくありません。しかし以前よりもはるかに優れています。わたしは素晴らしくなるのに5年近づきました。もっと重要なことに、ギターを弾くことが深い喜びをもたらしました。わたしはカーネギーホールで演奏していませんが、それは重要ではありません。それに、妻は編み物をしている間、わたしが彼女の隣に座って弾くのを喜びます。素晴らしいバックグラウンドミュージックだと言います。

進歩は漸進的であり、「教えに教え、訓戒に訓戒」です。8継続は実をむすびます。教義と聖約は,「小さなことから大いなることが生じるのである」と教えています。デビン・G・デュラント長老は、「小さな努力を続ければ、時を経て大きな結果へとつながります」と教えています。10アルマは、「小さな、簡単なことによって大いなることが成し遂げられるのである」と教えています。11

5.人々はいつでも立ち直ることができる

人々はいつでも霊的に立ち直ることができるとわたしは信じています。彼らは悪い選択の結果を克服することができます。天父の御心と調和のとれた生活の喜びに戻ることができます。

モルモン書のコリアントンの経験について考えてみてください。彼は弟で、シブロンとヒラマンの影のような存在でした。彼の動機はわかりません。おそらく彼は自分自身を証明したかったのかもしれませんが、しかし自分の力と知恵を自慢し12、すぐに娼婦イザベルと非常に重大な過ちを犯しました。これにより自分自身だけでなく、他の人々に信仰を築くように頑張っている父の努力を妨げてしまいました。13コリアントンの生涯における奇跡は、この自分につけた傷が霊的に致命的なものではなかったということでした。

しかし、話はこれだけで終わりませんでした。コリアントンは疑問や猜疑心と格闘していたようでした。彼の父親は3つの異なる機会に、「あなたが心を悩ましていることがわかる」14と言いました。多くの人々が、現在の社会問題について同様の心配をし、自分の相反する感情に緊張を感じるかもしれません。アルマはコリアントンを安心させ、神の「憐れみは悔い改める者について権利を主張する」15と約束しました。

コリアントンは方向転換しました。アマリキア人との戦争の間、コリアントンとその同僚たちの霊的な努力は、司令官モロナイの戦争の努力と比較されました。16アルマはこう言いました。「ヒラマンとシブロン、コリアントン、アンモン、彼らの同僚たちに告げ知らされた神の言葉によって、教会は非常に大きな繁栄を見た。」17

ほぼ10年後、コリアントンと兄たちはアンモンの民に平和の誓いを破らないように説得しました。18それから数年後、聖文に記録されているように、彼らは「非常に力強く神の言葉を告げ知らせて」19多くの人に悔い改めるよう説得しました。

しばらくして、ヒラマンが亡くなった後、コリアントンの兄弟シブロンが記録を引き継ぎました。聖文はシブロンについて次のように述べています。「シブロンは正しい人であって、神の前をまっすぐに歩んでいた。そして、絶えず善を行い、主なる神の戒めを守るように努めた。彼の兄弟もまた同様であった。」20コリアントンへの言及に注意してください。彼はシブロンと同等でした。

コリアントンは立ち直りました。彼はキリストに自分を救わせました。彼の話は希望の話であり、キリストへの信仰を持ち、神の愛に触れ、救われ、変えられることを許した話です。ジェフリー・R・ホランド長老は次のように教えました。

「家庭や家族からも,神からも,遠く離れてしまったと感じていても,わたしはあなたが神の愛が及ばないほど遠くにいるわけではないと証します。キリストの贖いの無限の光が届かない深みなどあり得ないのです」。21

だから、コリアントンがしたように立ち直ってください!

6.笑顔は強力

そして最後に、わたしは笑顔の力を信じています。

数年前、わたしのワードでビショップとして奉仕しました。とてもやりがいがありましたが、非常に難しかったです。心配するのをやめることができませんでした。この特別な使命が時折なぜこんなにも負担に感じられるのか、小さな奇跡を絶えず目にしていて、少なくとも知的には主が主導していることを理解しているにもかかわらず、わたしは疑問に思いました。それでも感情的には、すべての心配を彼に委ねることができませんでした。どうすればよいのか分かりませんでした。

わたしは何度か断食し、主に心配を取り除いていただくよう願い求めました。時間が経つにつれて、そういった心配はわたしが仕える人々を愛していることの証拠であり、彼らを気にかける限り、完全に消えないことを主は教えてくださいました。これを知ることが、心配と重荷を背負って生きる助けになりました。

ある寒い冬の日曜日の朝、わたしは教会に向かう途中でした。真っ暗でした。心配と負担、そして寒くて暗い日曜日の朝にこんなに早く起きることの不公平感は特に重く感じました。助けを求めて断食していました。そうすると答えが来ました。単純でした。天の御父はただこう言われました。「スマイル!」そうしました。すぐに気分が良くなりました。気持ちが軽くなりました。ワードの家族に仕えることは特権だと思いました。暗くて寒い朝に焦点を当てる代わりに、一緒に奉仕している人々の明るく幸せな顔に焦点を合わせることができました。人々が直面した苦難について考える代わりに、彼らの努力、模範、信仰、進歩に焦点を当てることができました。

さて、単に笑顔が普遍的な解決策ではないかもしれないことは承知しています。多くの人が専門家の助けを必要とする精神的および感情的な課題に苦しんでいることを理解しています。ですが、これはわたしの状況について特別に断食し、祈った後の答えであり、何かしらの助けになるかもしれないと願って共有しているのです。笑顔はわたしの見方を変えることができます。

たまに、詐欺師のように感じます。しかし、微笑むとき、自分の最高の業はまだ先にあると信じます。そして、まだ知らないこと、さらには知っていたのに忘れたことにも恥じることはありません。

たまに、自分の信仰が弱いと感じます。しかし微笑むとき、信仰の反対は疑いではなく、確信であるとわかり、自分が信じていることに感謝しています。

たまに、子育てをしているときにもっと良い父であればよかったのにと思います。しかし、微笑むとき、彼らがまだわたしの言うことを聞いてくれることに気づきます。そして、わたしは天の御父が彼らを見ておられるように彼らを見て、彼らが成長し続け、わたしを驚かせてくれると信じています。祝福師の祝福が言うように、わたしは彼らを「わたしの家庭の宝石」として見ており、家族を「最大の喜び」と見なしています。

たまに、3人の姉妹が成長する機会を持つ前に嚢胞性線維症で亡くなったことに、深い喪失を感じます。両親をとても気の毒に思います。しかし、微笑むとき、姉妹たちと再会し、もっと仲良くなるのを楽しみにしています。そして、まだ一緒にいる9人のクレイジーで、面白くて、人生を豊かにする兄弟姉妹と楽しんでいます。

たまに、わたしがした愚かなことや、言ったり行ったりした不親切なことをビデオとして頭の中で再生し、そして思うのです。わたしがこんな風に話しているのを聞いて、皆さんはわたしを偽善者だと思わずにいられないのではないかと考えてしまうことがあります。ただし微笑むとき、わたしの弱さが、他人をはっきりと見るために必要な窓になります。彼らを見て、同じように良い面と悪い面を持つ人々として、彼らを愛することができます。彼らもまた、なりたい人になろうと努力しているけれど、まだそこには到達していないのです。

たまに、自分の体が老化していることに落胆します。まだハンドボールの技を改善し、ユタ州のハンドボール選手権で優勝したいと思っています。マウンテンバイクで自己の新記録を設定したいです。ムキムキになりたいです。それにしても、微笑むと、ハンドボールができ、マウンテンバイクに乗れ、手を使ってタイプでき、読めることに感謝しています。

微笑むとき、妻の美味しい料理を味わって、彼女が広大な庭で育てている美しい花を見て、嗅ぐことができるのに感謝します。子供や孫がすることは何でもできるほど健康であることに感謝しています。

最初に戻ります。

  • 天の御父は忍耐強いと信じています。
  • 主の計画はわたしの計画よりも優れていると信じています。
  • わたしたち一人一人には、成長し適応できる脳という賜物があると信じています。その賜物を通して何か素晴らしいことができます。
  • 誰でも立ち直ることができると信じています。いつも希望はあります。
  • わたしは笑顔の力を信じています。

最後に、皆さんとわたしを愛し、個人的に御存じである天の御父を信じています。イエス・キリストが贖い主であることを信じています。彼は誰でも癒し、救うことができる偉大な医者です。わたしは聖書やモルモン書で教えられている教義や、現代の預言者が教えている教義を信じています。皆さんと皆さんの神聖な潜在能力、そして世界をより良くするという皆さんのユニークな使命を信じています。進んでいって素晴らしい人になってください!

イエス・キリストの御名によって、アーメン。

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脚注

1.モーセ書1:39

2.イザヤ書55:8–31

3.ヤコブ書4:8

4.David Epstein, Range: Why Generalists Triumph in a Specialized World (New York: Riverhead Books, 2019), 121–28を参照。Steven Naifeh and Gregory White Smith, Van Gogh: The Life (New York: Random House, 2011)も参照。

5.一般的に、Anders Ericsson and Robert Pool, Peak: Secrets from the New Science of Expertise (Boston: Houghton Mifflin Harcourt, 2016)を参照。

6.Ericsson and Pool, Peak,、27–3346–47を参照。Jody Rosen, “The Knowledge, London’s Legary-Taxi-Driver Test, Put a Fight in the Age of GPS,” New York Times Style Magazine, 2014年11月10日, nytimes.com/2014/11/10/t-magazine/london-taxi-test-knowledge.htmlも参照。Eleanor A. Maguire, David G. Gadian, Ingrid S. Johnsrude, Catriona D. Good, John Ashburner, Richard S. J. Frackowiak, and Christopher D. Frith, “Navigation-related structural Change in the Hippocampi of Taxi Drivers,” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 97, no. 8 (11 April 2000): 4398–4403も参照。

7.エリクソンとプール、Peak、33–37を参照。

8.2ニーファイ書28:30教義と聖約98:12;128:21参照。イザヤ書28:1-10も参照。

9.教義と聖約64:33-31

10.デビン・G・デュラント「わたしの心はこれらを絶えず深く考えている」「リアホナ2015年11月号、112-115」

11.アルマ書37:6

12.アルマ書39:2も参照;

13.アルマ書39:3-13参照

14.アルマ書40:1アルマ書41:1;42:1も参照

15.アルマ書42:23

16.アルマ書48:19も参照;

17.アルマ書49:30

18.アルマ書53:14も参照;

19.アルマ書62:45

20.アルマ書63:2

21.ジェフリー・R・ホランド、「ぶどう園の労働者たち」「リアホナ2012年5月号」

ガス・L・ハート

ガス・L・ハート、物理学と天文学のBYU教授は、2023年6月13日にこのディボーショナルを行いました。